Journal プロコバ思考
Process Think
スキージメンテナンス

シルクスクリーン印刷をする上で必須なのがスキージです。
スキージは、版(メッシュ)の上にインクを乗せてインクを押し出すためのヘラのようなもので、シルクスクリーンの中で最も大事な「刷り」の部分を担う道具です。
木製の持ち手にゴム製のブレードが固定された作りになっています。
スキージには種類があり、ゴムの硬度や厚みにより仕上がりが変わるので、刷る絵柄によって選ぶスキージも異なります。
また、頻繁に印刷していると摩擦でゴムのシャープさがなくなってしまったり切れ味がなくなってきてしまう為、メンテナンスとしてゴムを研磨します。
プロコバでは専用の研磨装置で水平を維持し、手動で研磨しています。

研磨機を一定の速さで何度もスライドさせることで、ゴム表面を徐々に滑らかに均していきます。
スキージの選択と仕上げ方が製品の品質を大きく分けてしまうので、一本一本時間をかけて丁寧なメンテナンスを心がけています。